企業の信用力(コーポレートクレジット)に依存せず、特定の資産や事業が生み出すキャッシュフローを返済原資として資金調達を行う手法です。バブル崩壊後、企業の信用力が低下し、伝統的な銀行借入や社債発行が困難になる中で、優良な資産を活用した新たな資金調達手段として発展しました。
ストラクチャードファイナンスにおいて、資産を保有するためだけに設立される「箱」のような事業体の総称です。資産の元の持ち主(オリジネーター)から資産を買い取り、その資産だけを裏付けに資金調達を行います。オリジネーターが倒産しても影響を受けない「倒産隔離」と、法人税と投資家への課税の二重取りを防ぐ「導管性(パススルー性)」という2つの機能が求められます。
個々の事象は不確実でも、試行回数やサンプル数を増やすことで、全体としての結果が一定の確率に近づいていく統計学上の法則です。例えば、一件ごとの貸し倒れリスクが高いオートローンなどの小口債権でも、これらを大量に集めてポートフォリオ化(債権プール化)することで、全体としての貸し倒れ率を統計的に予測可能にし、投資商品としての安定性を高めるために利用されます。
企業の信用力ではなく、資産(アセット)の信用力を裏付け(バック)にして行う資金調達のことです。ただし、単に資産を担保に入れるだけでは足りず、資産をSPVへ法的に「売却」し、企業のバランスシートから切り離すことが要件となります。