REITに対する融資は、純粋な「ノンリコースローン(特定資産の収益のみを返済原資とする)」と、一般事業会社向けの「コーポレートローン(企業の全資産・信用力を返済原資とする)」の中間的な位置づけとされます。これは、REITが形式上はSPC(特別目的会社)でありながら、実質的にはポートフォリオの入替えを繰り返す継続企業(ゴーイングコンサーン)としての性質を持つためです。
複数の金融機関が協調融資団(シンジケート団)を組成し、同一の契約書に基づき同一条件で融資を行う形態です。代表となる「アレンジャー」が条件交渉やとりまとめを行うため、借り手であるREITにとっては、事務負担の軽減や、単独では調達困難な多額の資金調達が可能になるメリットがあります。
借入金利は、「基準金利(市場の実勢金利)」と「スプレッド(上乗せ金利)」の合計で構成されます。変動金利ならTIBORなどが基準となり、固定金利ならスワップレートなどが基準となります。スプレッドは、貸し手のリスクプレミアム(信用リスク等への対価)として設定されます。
融資契約において、借り手が遵守すべき財務上の約束事です。代表的な指標として「LTV(有利子負債比率)」の上限や、「DSCR(元利金返済カバー率)」の下限などが設定されます。これに抵触すると、期限の利益喪失(即時返済要求)などのペナルティが発生する可能性があるため、金融機関の内部格付評価においても極めて重要視されます。