株式市場全体の変動に連動して発生するリスクのことです。景気動向、金利、インフレ率、為替など、経済全体に影響を及ぼすマクロな要因によって生じます。このリスクは、市場全体が影響を受けるため、複数の銘柄に分散投資を行っても除去・低減することが「できない」のが最大の特徴です(「組織的危険」とも呼ばれます)。
個別の銘柄や企業に固有の事情によって発生するリスクのことです。経営者の手腕、新商品の成否、工場の事故、不祥事などが要因となります。このリスクは、値動きの異なる複数の銘柄を組み合わせて保有(分散投資)することで、互いの変動を打ち消し合い、低減・除去することが「できる」のが特徴です(「非組織的危険」とも呼ばれます)。
個別の銘柄が、市場全体(TOPIXなど)の動きに対して、どれくらい敏感に反応するか(感応度)を示す数値です。「市場全体が1%動いたときに、その銘柄は何%動く傾向があるか」を表します。CAPM理論においては、分散投資で消せない「市場リスク」の大きさを測る指標として用いられます。
「キャップエム」と読みます。リスクに見合った「あるべき期待リターン(期待収益率)」を算出するための理論式です。「リスクフリーレート(国債利回りなど)」に、「その資産固有のリスクプレミアム(市場リスクプレミアム × ベータ)」を上乗せすることで計算されます。投資家は取ったリスク(ベータ)に応じて、より高いリターンを要求するという考え方がベースにあります。