債券投資のリスクを測るための非常に重要な指標で、二つの側面を持っています。一つ目は、投資した資金を平均して何年で回収できるかを示す「実質的な平均回収期間」としての意味です。二つ目は、市場の金利が1%変動したときに債券価格が何%変動するかを示す「金利感応度」です。デュレーションが長いほど金利変動による価格への影響、つまりリスクが大きくなるため、債券ポートフォリオのリスク管理に不可欠な概念です。
特定の期間における、利払いが一切ない「ゼロクーポン債」の利回りのことを指します。これは、途中のクーポン収入の影響を受けないため、その期間に対する純粋な金利と考えることができます。様々な期間のスポットレートを集めたものが「スポットレートカーブ」であり、あらゆるキャッシュフローの現在価値を計算する上での理論的な基礎となります。
ある債券を購入し、満期まで保有した場合に得られる年単位の平均的なリターンを示します。計算上は、その債券から将来得られる全てのキャッシュフロー(クーポンと元本)の現在価値の合計が、現在の市場価格と等しくなるような単一の割引率として算出されます。不動産投資で用いられるIRR(内部収益率)とは、概念的に全く同じものです。実務上、異なる債券の収益性を比較する際に便利なため広く利用されています。
現在の金利体系(スポットレートカーブ)から理論的に導き出される、将来の特定の期間における金利のことです。例えば、現在の1年物金利と2年物金利が分かっていれば、1年後から始まる1年間の金利を計算できます。これは、将来の金利変動に対する市場参加者の平均的な予測を反映していると解釈されることがあります(純粋期待仮説)。